いろんなサイトのブレンドハーブティーを見ていると、『美肌に良い』というお茶にはたいてい「ハイビスカス」「ローズヒップ」が使われているように感じられます。

ローズヒップはビタミンCが多く含まれているから分かるとして、なぜハイビスカス?赤いから?と長年疑問でしたが、『美肌になる栄養セラピー(マイナビ)』という本に

コラーゲンの材料はタンパク質、ビタミンC、鉄である

と書いてあって納得しました。

ローズヒップ+ハイビスカスのブレンドティーには、鉄とビタミンCが含まれているからです。

コラーゲンの作られ方

お茶のご紹介の前に、コラーゲンの作られ方をサラッと説明します。

まず前提として、コラーゲンはタンパク質の一種なので、タンパク質がなければ話になりません。

「お米はないけどオニギリを作れ」って言ってるようなものです。
海苔とウメだけじゃ無理でしょ。

なのでこのブレンドティーだけではダメで、お肉やお魚も必ず摂取することが必要になります。

野菜中心の食生活の人は、そこの所をよーく頭の中にたたき込んでおいてください。

 

タンパク質は簡単に言うとアミノ酸がたくさんつながったものなのですが、そのアミノ酸の一種に「ヒドロキシプロリン」があります。

これがコラーゲンの主要な成分です。

このアミノ酸が体内で作られる過程で化学反応が起こるのですが、そのとき「ビタミンC」と「鉄」が必要になります。

コラーゲンの材料がタンパク質、ビタミンC、鉄と言われるのは、これが理由なのですね!

 

【ビタミンC】ローズヒップ

ビタミンCと言えばローズヒップ。
ローズヒップと言えばビタミンC。

「レモンの20~40倍のビタミンCを含む」がうたい文句の、ビタミンC摂取で有名なお茶です。

 

コラーゲン生成に必要なビタミンCは、実は他のいろんな場面でも使われています。

具体的には、発熱や日焼けなどの炎症を抑えてくれたり、ミネラルの吸収を助けたりしています。

中でも大事なのが「抗酸化作用」。

シワやたるみの原因の一つに「体を酸化させる活性酸素の増えすぎ」があるのですが、ビタミンCは活性酸素を除去してくれる働きがあります。

活性酸素は酒やたばこ、紫外線、夜更かし、ストレスなどによって増えるので、それに応じてビタミンCも大量に消費されます。

活性酸素を除去してくれるのはありがたいのですが、そこで大量消費されるとコラーゲン作りに回される量が減ってしまうので、活性酸素をなるべく増やさないように生活する事は大切です。

 

また、ビタミンCは体内に長く留めておけないので、一気に大量に飲むよりも、少しずつこまめに飲む事をオススメします。

 

【鉄】ハイビスカス

ハイビスカスは鉄分よりもすっぱさの原因であるクエン酸が有名で、疲労回復に良いと言われています。

が、ここでは鉄分の話を。

鉄もビタミンCと同じくコラーゲンの材料なので、それだけでも十分肌に必要ですが、さらにシミやくすみにも影響しています。

 

シミの原因といえば紫外線ですね!

紫外線は細胞を傷つけ、老化を促し、皮膚炎や皮膚ガンの原因になるという有害な作用があるので、体内では紫外線から身を守るためにメラニン色素が作られます。

メラニン色素は紫外線を吸収してくれる大切な存在ですが、シミの原因でもあるやっかいな子。

通常、不要になったメラニン色素は「カタラーゼ」という酵素が除去してくれるのですが、その働きが追いつかなければシミとなって残ってしまいます。

このカタラーゼを作るために必要なのが鉄です。

つまり、鉄が十分あればシミが増えることはないし、できてしまったシミを消すこともできるのです。

 

この鉄ですが、実は2種類があって、ヘム鉄と非ヘム鉄があります。

レバーなどの動物性食品に含まれるのがヘム鉄で、こちらの方が吸収率が良いのですが、ハイビスカスは植物なので吸収率の劣る非ヘム鉄となります。

でも大丈夫!
ハイビスカスに含まれているクエン酸が非ヘム鉄を吸収しやすくして、さらにローズヒップのビタミンCも吸収を助けてくれるので、ぜひブレンドして飲んでくださいね!

 

飲み方

ローズヒップの「ビタミンC」と、ハイビスカスの「鉄」。

どちらもコラーゲンの材料であり、かつビタミンCは非ヘム鉄の吸収を助けるので、ローズヒップとハイビスカスをブレンドして飲むのがオススメです。

ただし、この2つをブレンドしただけでは酸っぱいので、甘みとしてステビアを入れましょう。

はちみつを入れても美味しいですが、ステビアは砂糖の200~300倍の甘さがあり、少し入れただけでめちゃめちゃ甘くなるのでダイエットに有効なのです。

もしルイボスがお好きなら、ブレンドするとアンチエイジングにより効果的となります。

 

紅茶や緑茶は鉄の吸収を妨げるタンニンが含まれているので、ブレンドとしてはオススメしません。

コラーゲンの材料にタンパク質が必須なので、お肉などをしっかり食べた後に飲んでくださいね。

ビタミンCの所で説明したように、一気に大量に飲まず、少しずつこまめに飲むことも大切です。

 

個人的な感想

実は「鉄とビタミンCを含む」という観点だけで見れば、理論的には両方の成分を含むネトルだけで同じ効果が得られます。

(ネトル茶の参考 → 生理痛の予防に!おススメのお茶3つ 、 夫の花粉症を楽にしたお茶

ですが私自身の感覚的な体験として、ネトルだけを飲むよりも、ハイビスカス+ローズヒップのブレンドを飲んだ方が次の日の肌の調子が良かったので、こちらをオススメしました。

気になるならネトルも買ってみても良いかも!

 

まとめ

①コラーゲンの材料はタンパク質、ビタミンC、鉄である。

②コラーゲン生成のためにハイビスカス+ローズヒップのブレンドティーがおすすめ。タンパク質もしっかり摂る。

③ビタミンCはシワやたるみの原因となる活性酸素を除去する。

④鉄はシミの原因であるメラニン色素を除去する。

長くなってしまいましたが、まとめるとこんな感じです。
参考になれば幸いです!

※効く効かないには個人差があります。
※他の薬と一緒にハーブティーを飲んではいけません。
※妊婦さんや授乳中の方は、お医者さんに相談してください。
※小さなお子さんは、薄めて飲むようにして下さい。

今回ご紹介したハーブ

ハイビスカス
学名:Hibiscus sabdariffa
使用部位:がく
作用:代謝促進、消化機能促進、緩下、利尿、眼精疲労の回復

ローズヒップ
学名:Rosa canina
使用部位:偽果
作用:緩下、ビタミンC補給、抗酸化
注意:長期、過剰に飲み続けると下痢を起こす可能性あり

ルイボス
学名:Aspalathus linearis
使用部位:葉
作用:抗酸化、代謝促進、抗アレルギー

ステビア
学名:Stevia rebaudiana
使用部位:葉
作用:矯味、緩和

『ハーブティー大事典(ナツメ社)』より