最近、タンポポ茶にハマっています。
タンポポの根は古くから「肝臓を強化する」「便秘解消」などで使われてきたハーブで、体質改善ができるお茶と言われています。
そんなタンポポですが、私は苦手でした。
理由は簡単。おいしくないから。
タンポポ茶は基本的に根を使うのですが、お湯を注いで5分待って飲むと、いかにも「私は今、根っこを飲んでるわ~」って味がするんですよ。ゴボウみたいな。
そんな理由でずっと敬遠していたのですが、煮出したらめっちゃおいしいという事が分かって飲むようになりました。
今日はその方法をご紹介させていただきます!
タンポポについて
ダンディライオン(西洋タンポポ)
学名:Taraxacum officinale
使用部位:根部
作用:強肝・利胆・緩下・利尿・浄血・催乳
禁忌:胆道閉鎖・胆のう炎・腸閉塞副作用:胃酸過多による不快感の可能性(苦味質によるもの)相互作用:知られていない補足:地上部はカロチノイドやカリウムを豊富に含み、食欲増進や利尿の目的で用いられる
引用:林真一郎編(2010)『メディカルハーブの事典 – 主要100種の基本データ』 東京堂出版
デトックスの代表みたいなハーブです。
体の中心的な解毒器官である肝臓を強くしたり、尿の出を良くして体中の老廃物を外に出してくれます。また、おだやかな下剤として便秘も改善してくれます。
キク科の植物なので、キク科アレルギーのある人は注意してください。
タンポポ茶の煮出し方
材料
・水 500ml
・タンポポの根 大さじ1(お好みで変えてください)
作り方
①お鍋に水とタンポポの根を入れます
②フタをして中火で煮立たせ、沸騰したら弱火にして20分ほどグツグツします
※写真だとフタをしていませんが、撮影上そうしただけなので、実際に作るときはフタをしてくださいませ。
③火を止め、フタをしたまま10分ほど待ちます
※何かを煎じているような香ばしい匂いがします。魔女気分を味わえるので私は好きです(笑)
※寒い時期なら10分と言わず一晩ぐらいおいておくと、味に深みが出てさらにおいしくなります。私は一晩中おいてます♪
ポイント
タンポポの根は固いので、普通のお茶のように「お湯を注いで待つ」だけだと、成分がそこまで抽出されません。
なので、弱火でじっくりコトコト煮込んだ方が、飲んだ時により多くの成分を取り込むことができます。
要はお得です。
20分と書いていますが、40分ぐらい煮込んでも大丈夫です。長くやるほど濃いお茶になります。
味と香り
ほうじ茶を濃くして苦味を足したようなイメージでしょうか?
苦いけど飲めないほどではないので、チョコレートなどの甘いものと一緒に飲むと、相性抜群です。
ドラッグストアで売ってるタンポポコーヒーが「まずい!」と思った人に、ぜひおススメしたいです。
もっと苦くしたいときは、③の時にアーティチョークを少し入れると苦みが増しますよ。
アーティチョークも肝機能を高めたり血中コレステロールを下げたりする働きがあるので、肝臓がお疲れ気味なら一緒に飲むと効果がアップします。
アーティチョーク(朝鮮アザミ)
学名:Cynara scolymus
使用部位:葉部
作用:消化機能亢進・強肝・利胆
禁忌:アーティチョークやキク科植物に対してアレルギーのある人。胆道閉鎖、胆石患者は医師の診断の後のみに使用。副作用:知られていない相互作用:知られていない
引用:林真一郎編(2010)『メディカルハーブの事典 – 主要100種の基本データ』 東京堂出版
まとめ
タンポポ茶は肝臓の働きを強化してくれるだけでなく、母乳の出も良くしてくれます。
肝臓の働きが弱まると体の疲れがとれにくくなったり、脳が疲れてイライラして怒りっぽくなるので、子育て中のママにピッタリです。
ぜひ試してみてくださいね。
- 他の薬と一緒にハーブティーを飲んではいけません。
- 妊婦さんや授乳中の方は、お医者さんに相談してください。
- 小さなお子さんは、薄めて飲むようにして下さい。