「フライパンといえば鉄」という人もいるほど人気の鉄フライパン。
私自身が鉄フライパンと出会ったのはもう5年以上も前なのですが、それ以来ハマってしまい、すっかり虜です。
高温で調理できるから、野菜炒めがベシャベシャにならずシャキッと作れて、チキンステーキは美味しそうな焦げをつけつつ、ふっくらジューシーに。
長年手をかけて使えば使うほど、どんどん使い勝手がよくなっていく鉄フライパンは最高ですね。
その反面、
- 鉄フライパンを買ったけど手入れが大変で結局使ってない
- 使わず長い間放置したら錆びてしまった
など、悲しい失敗談をよく聞くのもまた事実。
というわけで、今回はズボラさにかけては誰にも負けないこの私が、8カ月前に購入したダクタイルパンの感想を書いていきます!
鉄フライパンの記事、第3弾です~
・鉄フライパン初心者だから、なるべく使い勝手の良い鉄フライパンがほしい人
・ダクタイルパンが実際にどうなのか、感想を聞きたい人
ちなみにこれまでの記事はこちら▼
購入した商品:岩鉄鉄器のダクタイルパン
購入した日:2021年2月
使用した日数:約8カ月(2021年11月時点)
私が購入したフライパンはこちらです↓
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ダクタイルパンって何?
ダクタイルパンは、岩鉄鉄器さんが販売している「手入れが楽な鉄フライパン」です。
鉄フライパンなので、もちろん一生使えます。
それどころか、公式サイトには「孫の代まで使ってほしい100年使えるフライパン」と書いてありました。
「おばあちゃんから受け継いだ鉄フライパン」って素敵ですね。言ってみたい。
鉄フライパンは基本的に何を買っても一生ものですが、使い続けるには日々のメンテナンスが必要になります。
ですが、そのメンテナンスをほぼ不要にし、手入れが楽なのに一生使えるというのがこのダクタイルパンのすごい所。
とはいえ、もちろんメリット・デメリット両方あるので、この記事を読んで買う時の参考にしていただければと思います。
※鉄フライパン自体のメリットとデメリットは下記2つの記事で書いているので、この記事ではダクタイルパンのメリット・デメリットを書きますね。
ダクタイルパンのメリット
①手入れが楽
鉄フライパンは一生ものです。
それは全ての鉄フライパンに共通するものですが、普通の鉄フライパンの場合、長く使い続けるためには日々のメンテナンスが必要になります。
普通の鉄フライパンの調理後
①使い終わったらすぐに洗って、空焚きして水気を飛ばさないといけない(そうしないとサビる)
②その後、油を塗らないといけない
はい、想像するだけでめんどくさいですね。
やってる人は本当にすばらしいと思いますが、家事は少ないにこしたことはないと思いませんか。
ダクタイルパンの調理後
①ダクタイルパンは洗った後、自然乾燥でOKです。
②洗った後、油を塗る必要もありません。
これからずっと使い続けていくなら、メンテナンスが楽というのはとても大切です。
メンテナンスに1回5分追加で時間がかかるとしたら、1週間で35分。1カ月で2時間30分。1年間で約30時間、余計な時間をかけていることになります。
その時間に喜びを感じるならとても素敵な事ですが、面倒なら誰の幸せにもなりません。
今から鉄フライパンを買うなら、手入れが楽なものを選ぶことを強く強くおススメします。
②錆びづらい
私は枝豆をフライパンで茹でる派なのですが、ズボラなのでうっかり塩が塊のままで茹でてしまったことがありました。
さすがにフライパンのその部分が白っぽくなったので「やばい。錆びたかも」と思ったのですが、丁寧に洗ったら何事もなくきれいになりました。
ダクタイルパンすごい。
普通の鉄フライパンは、洗った後に水分を飛ばさなかったり、湿気のあるところに放置するとすぐ錆びてしまうのですが、このダクタイルパンは錆びづらいので洗った後は放置して乾かすだけでOKという、その錆びづらさが証明された事件でした(笑)
焚火など直火でも使えるそうなので、アウトドアにも良いと思いますよ!
③軽い
こちらの記事で「重い」って書いてますが、それは普通のフライパンと比較した場合の話です。
鉄フライパン界では脅威の軽さだと思います。
料理を取り分ける時に手がプルプルしますけど、他の鉄フライパンより軽いのは確かなので、これ以外を買ってたらどうなっていたのか考えるとちょっと怖いです。本当に良い買い物をしました。
それと、最近思うのですが、ある程度の重さのあるフライパンは、フライパンをあおらず、置いた状態でフライ返しを使って料理する方が効率的ですね。
フライパンがフラフラしないので、安定してフライ返しを使って料理ができます。
軽いフライパンでフライ返しを使うとガタガタして面倒なので、これはこれでメリットだなと思うようになりました。
④煮込み料理が安全でおいしい
鉄フライパンなので炒め物がおいしいのはもう当然として、ダクタイルパンは煮込み料理も美味しく調理できます。
サバの味噌煮とか、煮込みハンバーグとか、めっちゃ美味しいですね。
どちらかというと、炒める系より煮込み料理の方が、焦げ付きずらさが発揮されている気すらします。(私の料理の腕の問題だったらすみません)
普通の鉄フライパンだと、長時間料理をフライパンに入れたままにするとサビの原因になってしまうそうなのですが、ダクタイルパンは錆びづらいので、煮込み料理をつくるぐらいなら問題ありません。
テフロン加工のフライパンは、長時間、強火で調理し続ると、フッ素加工が傷んで剥がれたりしてしまうらしいのですが、鉄フライパンではそんな心配も無用!「テフロンの剥げたコーティングを食べちゃったらどうしよう」とか考えることもなく、好きなように調理できるので安心ですよ。
ただし、トマトやお酢など酸性のものを使った煮込み料理は気を付けてください。
鉄フライパンは油料理をすることで少しずつフライパンに油が馴染んでいって、焦げ付きづらく使いやすいフライパンになっていきます。
ですが、トマトなど酸性のものを調理した後、長時間放置すると、その馴染んでいた油のコーティング(という言い方が正しいかは分かりませんが)がはがれてしまうそうなのです。
調理するだけなら問題なかったので、料理した後はすぐお皿などにうつしてくださいね。
それと、ジャムも鉄分の影響で色が悪くなるそうなので、ダクタイルパンで作るのはやめた方がいいと思います。
⑤すぐに購入できる
人気のフライパンって「3年待ち」とか余裕であるじゃないですか。
人気なのはいいことですが、自分が買えなきゃ何の意味もないし、3年後に今と同じ情熱でほしいかと聞かれたら疑問なので、すぐに買えてすぐに使えるって大事だと思います。
ほしいと思ったらすぐに買いたいですよね。
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ダクタイルパンのデメリット
①焦げ付く
「焦げ付きづらい」がウリのダクタイルパンですが、鉄フライパンなので、テフロン加工のフライパンに比べるとどうしても焦げ付きやすいです。
私の場合、特に購入して最初の1カ月は、油が馴染んでなかったのと、初めてのIHで勝手が分からず苦労しました。(今でもIHはちょっと苦手)
ですが、5年以上使っている東急ハンズで買った鉄フライパンの初期の頃と比べると、焦げ付きは少なかった気がします。
鉄フライパンは強火調理や焦げ目を付けたい料理が得意なので、これは仕方ない部分ですね~。
焦げ付いても、タワシでゴシゴシ洗えばすぐに綺麗になりますよ。
焦げ付きがひどい場合は、水を入れてぐつぐつ煮込んだ後にタワシでゴシゴシ洗えば大丈夫です。
②調理後、そのまま冷蔵庫に保存できない
ダクタイルパンは錆びづらいですが、鉄は塩分に弱いので、調理したものをずっとフライパンに放置しておくのは危険です。
なので、たとえば煮込みハンバーグを作って、それをフライパンのまま冷蔵庫で次の日まで保存するという利用方法はやめた方がいいんじゃないかと思います。
ただ、私自身はダクタイルパンを使った後、水につけて1時間放置とか余裕でやっているので、「調理後はすぐに別容器へ保存!」と目くじらたててやるほどではないと思います。
料理した後、すぐに洗うのが面倒な時は上の画像のようにして、水につけています。
そんな雑な使い方で8カ月たちましたが、錆びたことはありません。
③デコボコしている
ダクタイルパンは表面に細かな凹凸があり、これがが焦げにくさを助けてくれています。
それはありがたい事なのですが、その半面、少し洗いづらいです。
普段の料理では気にならないのですが、カレーを作った時、凹凸の中にカレーが入り込んで洗うのが大変でした。
まあ、カレーなんだから鍋でつくればいいだけの話なんですけどね。
※ちなみに、お湯でぐつぐつ煮込んだ後にタワシでゴシゴシ洗ったら綺麗になりました。
それと、この凹凸をあまり強く擦ると表面の塗装が取れてしまう場合があるので、鉄タワシは使用できないそうです。
ダクタイルパンだけを使うなら問題ないですが、私はもう1つ鉄フライパンを使っていて、鉄タワシと普通のタワシの2つが必要になるので、場所をとられるのがまあまあデメリットです。
このダクタイルパンだけを使う人なら特に問題ないと思います。
ちなみに、表面の塗装が取れても下の鋳物自体の表面に錆びない処理をしてあるので、錆びる心配はないそうですよ。
ダクタイルパンの毎日のメンテナンス方法
どんなに良い商品でも、日々のメンテナンスは欠かせません。ものすごく高級な自転車を買っても、メンテナンスがダメならボロボロに錆びてしまうのと同じです。
とはいえ、そのメンテナンスが楽なのがこのダクタイルパンの素晴らしいところ!
ここさえ押さえておけば、自分が死ぬまで使うことも十分可能です。
鉄フライパンを長持ちさせるには、とにかく「錆び」「焦げ付き」が大敵なので、調理した後は必ず洗って綺麗にしてください。それさえやっておけば大丈夫です。
①調理が終わったら、キッチンペーパーなどで油汚れをふき取る(環境保護のため)
②フライパンが熱いうちに水をかけながらタワシでゴシゴシ洗う。
前の食材が取りきれてないと、それが焦げ付きの原因になってしまうので、しっかりキレイに洗いましょう!
③洗った後は放置して乾燥。水を拭いたり油を塗ったりする必要はありません。自然乾燥だけでOKです。
ダクタイルパンは中性洗剤で洗うことも可能ですが、洗剤を使ってしまうと、せっかくフライパンに馴染んだ油のコーティングを洗い流してしまうので、特に最初の1カ月はなるべく使わないことをおススメします。
ダクタイルパン(というか鉄フライパン)の使用で気を付けること
①料理をする前は、毎回白い煙が出るまでしっかり空焼きしてから油を入れて料理する。
これをすることで、食材がくっつかずに炒め物などができるようになります。
めっちゃめちゃ大事なポイントなので、絶対にやってくださいね!
②最初の1ヶ月ぐらいは洗剤を使わない。
使ってもいいですが、油がなじんだ方がフライパンが使いやすいので、使わない方がいいと思います。
ダクタイルパンを初めて使用する前にやった方がいいこと
使い始めについて公式サイトに記載があったので、こちらにも載せておきます。この工程をして油をなじませておくと、もっと使いやすくなるそうです。
私やったかなあ。忘れたなあ。。
商品を開封後、食器用洗剤を付けたタワシで全体を洗い、水気を切ってください。
【油を馴染ませる】
初めにこの工程をきちんと行いますとくっつきにくく、使いやすくなります。鉄器は使えば使うほど油が馴染んでいきます。
1、中火で2~3分熱します
2、薄っすら白い煙が上がってきたら弱火にします(薄っすら白い煙があがってこなくても1をやっていれば大丈夫です)
3、油を大匙3入れ、全体に馴染ませ、5分程熱したままにします
4、火を止め、キッチンペーパーを菜箸等で掴み、油を全体に塗り込むようにしてふき取り、準備完了です(全体がツヤツヤした色合いになります)
5、そのまま調理を開始する場合は、再度予熱を行い、必要量の油を入れ調理を開始してください。
https://iwatetsu.jp/recipe/recipe-1233/
すぐに調理を開始しない場合は、蛇口のお湯を流しながらタワシで洗い、乾かしてください。(洗剤は付けません)
まとめ
鉄フライパンなのでデメリットもありますが、ダクタイルパンはお手入れが簡単だし使いやすいので「鉄フライパンを使ってみたいけど初心者だし怖いな」という人にすごくおススメです。
公式サイトで買うより楽天で買った方が、タワシが付いてくるのでおススメですよ~
●26cmのフライパン(一般的なサイズのフライパンです)
岩鉄鉄器 ダクタイルパン26 鉄器 フライパン 鍋 26cm IH・ガス火対応 ポット アウトドア iwatetsu tekki 送料無料 公式 直営店商品 価格:16,500円 |
●22cmのフライパン(小さめのフライパンです。1人暮らしに良いかも。)
岩鉄鉄器 ダクタイルパン22 鉄器 フライパン 鍋 22cm IH・ガス火対応 ポット アウトドア iwatetsu tekki 送料無料 公式 直営店商品 価格:14,300円 |