疲労やストレスに負けない体を手に入れる!私のおすすめハーブティー

疲れがたまっている方って本当に多いですよね。

電車に乗ると、朝から(朝なのに?)すでに疲労困憊!という顔をしている方を見かけたりします。

お仕事が大変なのか…
ストレスがたまっているのか…
単に遊び過ぎなのか……笑

理由はともあれ、そんな方におすすめなハーブをご紹介したいと思います。

キーワードは『強壮』

前に「体内をデトックスするハーブティーを飲むと体が元気になる」という話を書いたことがあるのですが、今回はそれとは違う話になります。

軽くおさらいすると、デトックス系ハーブティーのキーワードは『解毒』でした。

体内を解毒することで循環が良くなる(血の巡りとか)
→十分な栄養や酸素が体中に行き渡るようになる
→臓器の活動が活発になる
→元気になる!

という仕組みでしたが、今回のキーワードは『強壮』

強壮体が丈夫で,元気がある・こと(さま)。
『三省堂 大辞林』より

強壮の作用をもつハーブを日常的に摂取していると、具体的には

・体が丈夫になり、疲労がたまりにくくなる
・ストレスと上手に付き合っていくことを助ける
・免疫力を上げて病気の発生を防ぐ

といった状態になります。

「元気になる」という意味では解毒と一緒ですが、こちらは『疲労とストレス』により効果的なイメージですね。

オススメしたい人 / オススメできない人

疲労困憊している人達の元気を回復させてやる気を起こさせる強壮剤ですが、ストレスへの抵抗力を高めたり、体を強く丈夫にしてくれるので、オススメしたいのは疲労している人だけではありません。

・スポーツ選手
・虚弱体質の人
・風邪を引きやすい人。季節の変わり目に体調を崩しやすい人。
・夜勤のある人や、夜遅くまで働いている人
・小さな子供がいる人(生まれてから2~3年は大変!)

などにもオススメです。

逆に、オススメできない人もいます。

代表的なのが「子ども」

あんな生命エネルギーに満ちあふれた存在に、強壮剤なんて必要ありません。

炎天下の太陽の下で遊び回り、雪の中を転げ回るような人達ですよ?
栄養のあるものを食べて、よく寝ていればそれだけで十分です。

同じ理由で、たとえ大人でも、とても活動的でエネルギーに満ちあふれているなら強壮剤は必要ないと思います。
(超活動的な社長さんとか)

そういう方は、むしろリラックスさせてくれるハーブティーを飲んで一日を締めくくる方がオススメですし、その方が体にも良いです。
(ジャーマンカモミールとかパッションフラワーとか)

それから、強壮剤はたしかにストレスに効果的ではありますが、強いストレスの影響で躁状態にある人にもオススメしません。(変に元気になってしまいますからね)

そして最後に忘れてはいけない注意事項として、風邪を引いている間は飲まないでください

というのも、風邪を引いている人ではなく病原体を強くしてしまうらしいのです。

病気の間は飲むのを避けて、病気後の回復で飲むようにしてくださいね!

病気中は飲まないで!

オススメするハーブティー

私が強壮剤としてオススメしたいハーブティーは、

エゾウコギ

です。シベリア人参や刺五加(シゴカ)とも言います。

人参といえば「高麗人参」が有名ですよね。

このエゾウコギも高麗人参と同じウコギ科の植物で、同じように体を強くして疲労やストレスへの抵抗力を高めてくれるのですが、高麗人参より穏やかでトラブルも少なく安全に使用できるのがオススメポイント。

中国では2000年もの間「気」を高めるハーブとして使用してきたハーブで、旧ソ連では宇宙飛行士が飲んでいたこともあるぐらいのお墨付きです。

ここからは私の個人的な意見ですが、高麗人参にしろエゾウコギにしろ使う部位は「根・根茎」なので、エネルギー的には「土台」とか「基盤」とか、そういうものを持っていそうな気がします。

陰陽五行論でいうなら「土」。
アーユルヴェーダでいうなら「第ゼロチャクラ」とか「第一チャクラ」。

そういった、大地にしっかり足をつけるような、人間の生命力の根源になりそうなエネルギーがエゾウコギにあって、それが「疲労」や「ストレス」に効果的に働くのではないか、と勝手に理解しています。

エゾウコギ(シベリア人参)

エゾウコギ(シベリア人参)のハーブティーの説明

学名Acanthopanax senticosus(Eleutherococcus senticosus)
使用部位:根・根茎
作用:アダプトゲン・賦活
禁忌高血圧(ただし朝鮮人参よりも作用は緩和である)
副作用:知られていない
相互作用:知られていない
補足:ドイツのコミッションEモノグラムでは、服用期間について「通常は3カ月以内。ただし反復投与も可能」としている。この場合は1カ月のインターバルをおくなどの方法がある
その他:「アダプトゲン」とは適応素と訳しますが、ストレスに対する適応力の増強を意味します。

引用:林真一郎編(2010)『メディカルハーブの事典 – 主要100種の基本データ』 東京堂出版

購入するときは、そこら辺のお店ではまず売っていないのでインターネットで買ってください。

※ネットで買うときは

・必ず「学名」と「使用部位」を確認して買う(違うものを買うと大変だし、ちゃんとしたお店なら書いてます)

・「食品」として売られているものを買う

・雑貨屋が片手間で売っているハーブを買うのではなく、ハーブを専門で販売している所で買う(雑貨屋だと食品じゃない場合があるし、ハーブが古い可能性が高い)

などに気をつけてくださいね!

飲み方

ティーポットに小さじ1のエゾウコギを入れ、お湯を注いで5~10分ほどです。

私が飲んだ感想だとほんのり甘い香りで味はそこまでしない印象でしたが、まあそこは人それぞれ。ですが、飲みにくいことはないと思います。

より効果的に飲みたかったら、こちらのやり方と同じようにしてグツグツ煮出すと良いです。
その方が、成分をより抽出できます。

※ちなみに私はタンポポの根と一緒に煮出していますが、「エゾウコギだけで飲んだ方が効果的」という話もきいたことがあるので、自己判断で。

ロシアの研究によると、体がハーブに依存しすぎるのを防ぐために「6週間飲んだ後、2週間飲まない」というサイクルを繰り返すと良いそうですよ。

ハーブティーを飲む際の注意事項
  • 他の薬と一緒にハーブティーを飲んではいけません。
  • 妊婦さんや授乳中の方は、お医者さんに相談してください。
  • 小さなお子さんは、薄めて飲むようにして下さい。

まとめ

・疲労困憊している人達の元気を回復させてやる気を起こさせる
・ストレスへの抵抗力を高める
・体を強く丈夫にしてくれる

といったエゾウコギのハーブティー。

よかったら試してみてくださいね!

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