現代病の一つである糖尿病。
国民病とも言われるほどの病気なので、絶対に聞いたことはあると思いますが、詳しく知っていますか?

「健康診断で正常って言われたしー」と思っていても、正しい知識を知っていれば効率よく予防することができますし、健康を維持することができます。

一言でいうと、余計なこと(糖尿病)に人生の邪魔をされることを防げます。

なるべくわかりやすく書いたので、ぜひ読んでみてください!

 

糖尿病ってどんな病気?

そもそも、糖尿病とはどういう病気なのでしょう?

簡単に説明すると血液の中にある糖の量が多すぎる状態のことで、多すぎてその名の通り、尿から糖が検出されてしまいます。
(普通の人は、尿から糖が検出されたりはしません)

 

血液の中に糖が多すぎる状態が長く続くと、どろどろの血によって血管が傷つきます

簡単に書きましたが、血管が傷つくって結構大変なことですよ?

「人は血管から老化していく」と言われているぐらい大事な血管を、どんどん傷つけて劣化させていくって事なので、そりゃもう色んな病気を引き起こします

手足がしびれたり、腎臓の機能が損なわれたり、失明したりです。

怖いですねー…

 

しかも、血液は全身の細胞に酸素と栄養を運んでいるので、血がドロドロになれば全身の細胞の働きが低下してしまいます。

細胞の働きが低下するんだから、肌や髪だってマイナスな方向に影響を受けるし、疲れやすくなります。

 

糖尿病は、なんとなく「甘いものばかり食べていたらなる病気」というイメージがあるかと思いますが、原因は甘いものだけではありません

3大栄養素の「糖質」に関わってくるので、米・パン・からあげの粉といった穀物、うどんやパスタなどの麺類、ポテトサラダというサラダの顔をしたイモ類も原因になります。

では、なぜそれらが糖尿病の原因となるのでしょう?

 

糖が血液に入っていくまでの流れ

私たちが食べたものは胃を通って小腸へ行き、そこで大半のものが体に吸収されます。

その「吸収」をする時、米を米の形のまま吸収することはできないので、小さく小さく分解してから吸収します

糖尿病は三代栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の「糖質」に関係するので、糖質で説明すると

多糖類 → (分解) → 二糖類 → (分解) → 単糖類

という流れを経て、最終的に糖の最小形である単糖類まで分解されてから小腸で吸収されます

 

こんな感じ

 

そして小腸で吸収された糖は肝臓を通って、血液中に出されます

やっと血液に糖がやってきましたね!

 

糖尿病とは「血液中にある糖の量が多すぎる状態」のことなので、甘いものにとどまらず、糖質を含む穀物・いも類・砂糖・果物はすべて血液中の糖の原料となります。

つまり、糖尿病の原因となるわけです。

 

でも、食べたお米が糖として血液中に入っていくなら、食べれば食べるほど血の中に糖が増え続けるじゃんって話になりますよね。

そうならない仕組みが、ちゃんとあるのです。

ですが、それを説明する前に、なぜ糖を食べるのか?を理解しないと意味不明なので、ちょっと書いてみました。

 

なんの為に糖を食べるのか

そもそも、なぜ人は食べ物を食べるのか。

なんか哲学っぽくてカッコイイ(ほんとか)ですが、それはもちろん「生きていく」ためですよね。

 

体を作ったり維持したりするのに食べ物は使われる訳ですが、「エネルギー」も大切です。
これがなければ、私たちは鉛筆一本動かすことはできません。

そのエネルギーの源となるのが「糖質」です。

 

なので、糖質を摂りすぎると糖尿病などの危険な病気になりますが、摂らなさすぎても生きていけません。

食べ物から摂取された糖は血流にのって全身を巡り、各細胞に取り込まれ、エネルギーを生み出します。

 

そう、ここで糖が使われるんですよ!
エネルギーを生み出すために!!

糖は各細胞に取り込まれて、エネルギーを生み出す

ってところがポイントなので、理解した上で、つぎに行きましょう!

 

インスリンが大切なんです

「血糖値」とは血液中に含まれている糖の量のことです。

これまでずっと

糖尿病とは血液の中にある糖の量が多すぎる状態のこと

と説明していましたが、血糖値という言葉を使うと

糖尿病とは血糖値が高い状態のこと

という説明になります。

 

私たちの体は、体温と同じように血糖値も常に一定に保たれるようになっていて、健康な人の場合、血液100mlあたり100mgの糖が入っています。(結構入っていますね!)

ですが、ジュースを飲んだりご飯を食べたりした後は、吸収された糖が大量に血液中に入ってくるため、一時的に糖が高濃度の状態になります。

 

血糖値は常に一定を保つことが望ましいので、この「糖がいっぱいありすぎ状態」を体はなんとかしようと働きます。

それが「インスリン」というホルモンです。

インスリンは血液中の糖を全身の細胞内へ取り込ませる鍵のような働きをもつので、インスリンが働けば血液中から糖が減っていき、正常な状態に戻ります。

逆にいうと、インスリンという鍵がなければ、糖は細胞の中に入れないのです

 

糖を取り込めなければ細胞はエネルギーを生み出せないし、血液中に糖がどんどんたまっていきます。

ここがすごく大切で、これが糖尿病の原因になります。

やっとここまで来ましたねー

 

糖尿病の種類

・インスリンがなければ、細胞は糖を取り込めない
・血糖値を下げるホルモンはインスリンだけである

一番最初に「糖尿病とは血液の中にある糖の量が多すぎる状態のこと」と説明しましたが、これらをふまえてより正確に説明すると

インスリンに何らかの理由で不調が起こって、血糖値の濃度が高くなったまま下がらなくなる

これが糖尿病という病気です。

 

糖尿病にはⅠ型とⅡ型があって

Ⅰ型:インスリンが出なくなってしまう
Ⅱ型:インスリンは作られるけど、上手く働かない

 

という違いがあるのですが、大多数の人が生活習慣病としてなってしまう糖尿病はⅡ型の方です。
糖尿病になった日本人患者の95%はこのⅡ型になります。

 

要は生活習慣の乱れ、もっと言うなら主に

運動不足
食べ過ぎ

によって発症します。
(他人事みたいに書いてますけど、耳に痛いです)

 

なので、Ⅰ型の治療はインスリン注射が絶対になりますが、Ⅱ型の場合は薬で治療する前に、運動と食事改善での治療が基本になります。

なぜかというと、Ⅱ型は大きく2つに分類されるのですが

①インスリン分泌不足
生活習慣の乱れで血液中に糖がたくさんありすぎて、糖を減らそうと頑張ってインスリンを作っていた膵臓さんが疲れ果てて機能低下を起こしてしまう。

②インスリン抵抗性
生活習慣の乱れで、細胞がインスリンを受け取る部分に不具合が生じて受け取れなくなってしまう。鍵となるインスリンが受け取れないので、糖も細胞に入れない。

こんな感じだからです。

 

食べ過ぎと運動不足は危険なんですね。

 

 

糖尿病にならないためには?

もう分かっていらっしゃると思いますが、

食べ過ぎない
適度に運動する

これにつきます。

 

ですが、そこまで目をつりあげて頑張らなくても大丈夫。
運動なら1日20~30分ぐらいで良いし、食事も1日3食しっかり食べて、おやつや飲酒は控えめにするとか、それぐらいで大丈夫です。

でも、糖尿病になってしまうと「食事療法」が始まってしまいます。
予防に徹した方が絶対に楽ですよ。

 

一番最初に説明しましたが、糖尿病、というか血糖値が高いことで一番怖いのは「血管が傷つくこと」です

糖が多くなることで血管が傷つき、老化をまねき、いろんな病気を引き起こしてしまいます。

 

美容のためにも健康のためにも、ぜひ「糖」とほどよい関係を築いていきましょうねー!
(私もがんばる)

 

参考文献

・川口健夫著(2016)『アロマとハーブの薬理学』講談社
・成美堂出版編(2014)『栄養の基本がわかる図解事典』中村丁次監修 成美堂出版

 

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