私がひっそりと個人事業主として働き始めて、早4年がたちました。
最初はハーブ講師として働いていたのですが、だんだん「プログラミングおもしろいな」とそっち方向へ進んでしまい、今ではそちらが主流です。
(でもハーブは好きなので勉強だけはしています)
個人事業主を始めてみるとやることが本当にたくさんあって、あっという間の4年間でした。
その中で、「こうすれば良かった」と思った3点をまとめています。
一言でいうと「いかにモチベーションを下げずに毎日を過ごすか」という内容です。
私もまわりも女性ばかりなので、おそらく女性寄りの内容になっていると思います。
(男の人ってあまり気分とかモチベーションに左右されるイメージがないので)
自分がイメージする「成功」に焦点をあてて突き進む
個人事業主は会社からあれこれ言われることは(基本的に)ないので、方向性を決めて自分で動かないといつまでたっても何も始まりません。
方向性を決めるのは「成功」のイメージです。
人の数だけ「成功」のイメージは違うので、とにかく今の自分が考える最高の「成功」をイメージして、そこに突き進んでください。
仕事の内容以外にも、収入や働く時間を考えておくとベストです。(収入はどれぐらいほしいとか、1週間でどれぐらい働きたいとか)
同じ収入でも満足な人もいればそうじゃない人もいるので、自分が望むベストを細かく設定すると理想に近づきやすくなります。
例えば私は、最初は「ハーブが好きだからハーブ講師をしよう」と考えていましたが、それを突き詰めるうちに「転勤族だからどこへ行っても続けられる仕事がほしくて講師をしたかったんだ」と気づき、「ならHP制作を勉強してそっちへ進もう」になりました。
私にとっては「どこへ行っても続けられる仕事がしたい」というのが最重要課題だったわけです。
寿命がある以上、人生には期限があるので、自分の願望に早く気づける人はそれだけでラッキーなのです。
会社員なら将来の自分像なぞ想像しなくても会社が勝手に(強引に?)導いてくれますが、個人事業主はそうはいきません。
だって自分が会社だし。
次でも説明しますが、個人事業主は心が資本なので、「自分は何をやりたいのか」「どんな風に成功したいのか」ということを自問自答して納得しておかないと、後々すごいしっぺ返しがかえってきちゃいますよ!
日々の作業内容を洗い出して、自分ができること・できないことを分ける
個人事業主は心が資本なので、「嫌だ」が積み重なってモチベーションが下がって「もう無理!」と思ってしまったら、そこから動けなくなってしまいます。
実際、私はそうなってしまったので、そこからものすごく自問自答をして、軌道修正しました。
その時、私が使った分別がこちらです。
①すごく好きでたまらないこと
②どちらかと言えば好きなこと
③好きじゃないけど必要だと思ったら我慢できること
④時給1万円もらっても絶対にやりたくないこと
日々の作業をこの4つにふり分けるだけなのですが、この中で一番大事なのは、実は④です。
「自分のやる気が下がってしまうことを避ける」のがこの作業の趣旨なので、自分が嫌いなこと・やりたくないことをしっかり確認して、しっかり自覚しましょう。
ちなみに私の場合、④にあたるのは主にこの3つです。
・お金がかかわる仕事はいやだ(値下げ交渉とか見積もりを出すとか)
・人をまとめる仕事はいやだ(ディレクション的な仕事とか)
・電話対応はいやだ(テンパるし、電話が大嫌いなので)
ものすごく生意気な話をすると、個人事業主は会社員と違って契約している会社が社会保険料を払ってくれているわけではないし、何かを保証してくれている訳でもないので、「そんなことを言うなら君には仕事をふらない」という会社ならさっさと契約を切って、違う会社と仕事をした方がお互いに幸せだと思います。
とはいえ「嫌だ」ばかりだとただのワガママなので、バランスも必要ですけどね。
自分の心がどれくらい耐えられるか、という話なので、我慢強い人なら大丈夫かも。
なおかつ、ある程度のワガママを実現するには自分のスキルを磨く必要があるので、しっかり勉強してください。
そのためには時間が必要です。
たとえば「必要だけどすごく嫌いな作業」があるなら、それを外部に委託しても良いかもしれません。
電話対応が好きなら少々面倒でもこなせるし、ストレスもたまりませんが、私のように嫌いな方は、こちらの会社のような電話代行サービスを利用するのもおすすめです。
嫌いなことはモチベーションを下げるだけなので、ぜひいろんなサービスを利用して時間を確保し、その時間で自分が好きなことのスキルを磨いてください。
その方が楽しい人生をおくれると思いますよ!
税金の勉強をする(主婦は扶養の勉強もしっかりやる)
個人事業主にかかわらず、社会人の必須科目だと思うのですが、特に個人事業主は税金について勉強しておいた方がいいです。
なぜなら、確定申告をしなければいけないから。
会社員は税金も年金もすべて会社が計算してくれるので、年末調整を(経理の方に教えてもらいながら)言われたとおりに書くだけですむのですが、個人事業主はそれらをすべて自分で計算しなくてはいけません。
考えただけで気が遠くなりそうですが、でも大丈夫!
マネーフォワードやFreeeなど、現在は使いやすい確定申告用のシステムが充実しているし、困ったらGoogleなどで検索すればたいていの答えは出てきます。
ただし、確定申告用のシステムは、使い方以前に
・「所得」とか「控除」って何?
・そもそも確定申告ってなんのためにやるの?
という基本中の基本がわかっていないと使えませんし、検索して答えが出てきたとしても、それが本当に正しいかどうかを判断するのは結局自分なので、正しい判断ができません。
なので、本を読むなり動画を見るなりして、ある程度の知識をつけましょう。
税の世界はカオスなので、ちゃんと勉強しないと「何が分からないか分からない。だから質問もできない」状態が永遠に続いてしまうのですよ!
私はお世話になっている会社の講座を受講させてもらったり、動画(Udemy)で勉強しました。
「何から勉強していいのか分からない」という方には、Udemyで『井上ヨウスケ』さんの講座を受講されることを強く強く強くおすすめします。
井上ヨウスケさんのサイト▼
投資系のお話が多いですが、税金についてのお話もまとめてくださっていて、税務局のHPを読んで「結局どういうことなの?」と言いたかった内容も、すごく簡潔に分かりやすく説明してくれます。
Youtubeでも動画をアップされているので、まずはそちらを見てみて、興味があればぜひ受講してみてください。
『お金の知識』は、このように『知らないだけで損をする』ことばかりなんです。
https://www.fpinoue.com/profile-page/
ということを身をもって理解されている方なので、経験をふまえた話をしてくれます。
税金についてなら、Udemyのおすすめのコースは「サラリーマンが最低限知っておくべき税金の話」ですが、興味があれば他のコースもぜひ見て下さい。
知識もですが、考え方とか価値観とか、とにかくその辺が素晴らしいんです!
井上ヨウスケさんのUdemyコースはこちら▼
まとめ
長続きするラクゆる起業
ということで、抑えていただきたい3点はこちらでした。
①自分がイメージする「成功」に焦点をあてて突き進む
「成功」したかったら具体的にどうなりたいのか自覚しないと、いつまでたっても「成功」に近づけないので、とにかくイメージして突き進んでください。
②日々の作業内容を洗い出して、自分ができることとできないことを分ける
自分のモチベーションを下げないために、「嫌だ!」と思うことは避けてください。
③税金の勉強をする(主婦は扶養の勉強もしっかりやる)
税金の知識は百利あって一害ないです。
「節税」以前に「脱税」しないためにも、きちんと勉強しておきましょう。
参考になれば幸いです!