普段は遠くに住んでいても、年末年始を地元で過ごした方は多いのではないでしょうか?
私は広島に里帰りしていました。
やっぱり地元は良いですね~
広島弁が飛び交っているのを聞くだけで、ホッとしてくるこの不思議。
他県の方には『 仁義なき戦い 』っぽくて怖いらしいですが、見たことないから分かりません。
怖そうな映画だし。
そんな物騒なイメージがある広島弁について、語ってみようと思います。
その1:『じゃけん』『じゃけえ』
「~だから」という意味のこの方言。
一番有名な広島弁ではないかと思います。
老若男女が使うメジャーな言葉です。
他県の人から
「広島の人って本当に『じゃけん』って言うんだね(笑)」
と言われた時は「バカにしてんの?」と思いましたが、それぐらい気になる言葉なのかも。
栃木県に行った時「本当にU字工事みたいに話すんだー」と思った私も大概です。
人のことを言えません。
じゃけん広島県民は「責任感のない自由人」って言われるんだ!!
(ちなみに栃木は日光へ行きました。中禅寺湖が綺麗で人が良くて、栃木が大好きになりました)
その2:『たちまち』
「あっという間に」という意味もありますが、広島弁だと「とりあえず」という意味でも使います。
広島の人に
「たちまち片付けるわー」
と言われたら、「あっという間に片付けるよ」ではなく
「とりあえず(適当に)片付けておくよ」
という意味で受け取って下さい。
とんでもない口論の元になります。
たちまち覚えておいてね!
その3:『はぶてる』
「すねる」が近いですが、もっと拗ねてるし、怒ってます。
ぶすーっとしている感じです。
方言だと知らなかったので、結婚した時、他県の友達に「旦那さんって怒る?」と聞かれ
「怒るっていうか、はぶてる」
と言ったら「?」という顔をされました。
まさか方言だったとはね!
その事実に私がはぶてそうだったよ!
その4:『たいぎい』
「疲れた」とか「面倒くさい」とかいう意味の、とにかく使いやすくて便利な言葉。
1日に1回は言っています。
「勉強たいぎい」
「仕事に行くのたいぎい」
ダルいし疲れるし面倒くさくてしんどい。
そんな感じです。
ある説によると、マイナスな言葉は廃れにくいそうです。
例えば「ナウい」を使う人は私の回りにいませんが、同時期に使われ始めた(らしい)「ダサい」は今でもよく聞きますよね。
その理論でいくと、「たいぎい」もずっと広島で使われ続けるのでしょう。
他の言葉を探すのもたいぎいし。
その5:『~しちゃった』
「~された」という敬語です。
やっちゃった訳ではありません。
他県から広島に来た若い夫婦に子どもが生まれ、出生届を出しに来たら、市役所の人に
「子どもが生まれちゃったんですね」
と言われて怒ったという笑い話をネットで読んだ事があります。
いえ、夫婦からしたら笑い話じゃないかもしれませんが 汗
広島の人にそう言われたら「丁寧に言っているんだな」と生暖かく思ってあげて下さい。
私も使うし!
堅苦しくなくカジュアルで柔らかい敬語なので、とっても便利なんです。
他の県でも使っちゃったら良いのにー
まとめ
方言って面白いですよね。
三重県や岡山県にいた時も、「こんな方言があるんだー」と楽しんでいた記憶があります。
広島に来たら回りの言葉をよく聞いて、「本当に使ってる!」と楽しんでもらえたら嬉しいです。