美白化粧品は善か悪か

私は基礎化粧品を手作りしているので、美白用のビタミンCローションも自分で作ってます。

といっても、ビタミンC誘導体を水に溶かしてるだけですが。

これがびっくりするぐらい効果があって、使った次の日には肌のくすみが消えていたので、心底驚きました。

うちの母なんか「シミが消えたからコンシーラーを使わなくて良くなったわー♪」って喜んでましたし。
(個人の感想です!笑)

それはとても有り難いことなのですが、でもメラニンの働きを考えるとちょっと怖いな、とも思っています。

 

なぜシミができるのか

ほとんどの方がご存じでしょうが、復習をかねて説明。

まず肌に紫外線にあたると、メラノサイトがメラニン色素を作ります。
基本的にはターンオーバーで排泄されますが、なんらかの影響で上手くいかなければシミとなって残ります。

これが、女性としてはとても嬉しくない
美白は七難を隠しますからね!

でも、「なぜメラノサイトはメラニン色素を作るの?」って考えると、そこに必要性があるからやってるわけですよ。

 

メラニンの働き

メラニンは肌に紫外線にあたると生まれます。
つまり、紫外線から守ってくれているわけです。

何をって、私たちの細胞を。

紫外線は細胞を傷つけ、老化を促し、皮膚炎や皮膚ガンの原因になるという有害な作用もあるので、紫外線を吸収してくれるメラニン色素は結構大切な存在です

それを美白化粧品で阻害してしまうのは、いかがなものかと思ってしまうわけです。

 

美白化粧品にも色々ある

『正しいスキンケア事典(高橋書店)』によると、美白成分にはおもに3つの働きがあるそうです。

① メラニン色素を作れ!という命令をする物質の働きを邪魔する。
 →カモミラET、トラネキサム酸など

② メラニン色素に変換する酵素の働きを抑える
 →ビタミンC誘導体、コウジ酸、プラセンタエキスなど

③ ②の働きをする酵素自体を減らす
 →リノール酸など

どれもこれも美白に良さそうですが、メラニンの働きを考えると細胞に悪そうです。

実際に「美白化粧品を使いすぎるのは良くない」って聞いたこともありますし、私が通っていたアロマハーブ教室ではそう主張されている先生もおられました。

 

私の考え

そうは言っても「美白するな」と言われるのは困るので、使い過ぎないよう注意しています。

具体的には、1ヶ月使ったら1ヶ月はお休みするとか、そういう使い方です。

ちょっと前にカネボウの白斑問題もありましたし、美白化粧品は怖いイメージもあるので、使いすぎには注意した方が良いかもしれません。

シミ対策は、「治療」よりも「予防」のUVケアをしっかりやって、積極的にビタミンC・A、鉄、亜鉛なんかを取り入れた食事を心がけた方が、身体に良いと思いますよ!

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